2桁勝利&アジア人初のHR王に輝いた唯一無二の“スーパーヒーロー”
・2023年 投手成績
23試合 132.0イニング 10勝5敗 防御率3.14 奪三振167 WHIP1.06 fWAR2.4 rWAR3.9
・2023年 野手成績
135試合 .304 44HR 95打点 20盗塁 OPS1.066 DRS+2(投手) fWAR6.5 rWAR6.1 出塁率.412 長打率.654 325塁打
(太字はリーグ最高、斜体は両リーグ最高)
・2023年タイトルなど
AL MVP、AL最多HR、シルバースラッガー(DH)、エドガー・マルティネス賞*1、ハンク・アーロン賞*2、オールMLB1stチーム(先発投手、DH)、オールスター
パワナンバー:10700 20917 78507
史上初の規定投球回到達&規定打席到達を成し遂げたMVPに輝いた2022年に続き、WBCではチームリーダーとして日本を世界一に導きMVPを受賞、更にシーズンでは日本人&アジア人史上初のHR王に輝いた説明不要のスーパースター。
投手としては23先発で132.0イニングを投げ10勝5敗、防御率3.14、WHIP1.06を記録。15勝を記録した22年に続いて開幕投手を務めると4月は4勝、防御率1.85、被打率.102と好調なスタートを切ったが5月以降は防御率・被打率共に悪化。それでも大崩れはせず10勝を記録したが、8月23日のレッズ戦で2回途中で緊急降板、試合後に右肘の内側側副靱帯の損傷が発表され投手としてシーズンを終え規定投球回に到達することは出来なかった。
打者としては135試合で.304、44HR、95打点、20盗塁、OPS1.066を記録。6月に.394、15HR、29打点、OPS1.444と例年通り調子を上げア・リーグのHRランキングでトップに立つと、8月27日のタイガース戦のダブルヘッダー1戦目で初完投初完封を達成し、2戦目では2打席連続HRという離れ業も披露。MLB史上初となるダブルヘッダー2試合での完封とHRを記録した。
右肘の靭帯損傷により投手としてシーズンを終えた後もDHとして出場を続けていたが、9月4日の屋外フリー打撃中に右脇腹を痛め11試合を欠場した後にIL*3入りし打者としてもシーズンを終えた。
オフには日本人初、アジア出身選手として初となるHR王に輝き、DHとしてシルバースラッガー賞、エドガー・マルティネス賞、ハンク・アーロン賞を受賞。更に21年以来2年ぶりのア・リーグMVPを満票で受賞。2回の満票でのMVP受賞は史上初となった。またオールMLB1stチームに先発投手、DHとして同時に選出された。
査定
投手能力
・球速 163km/h
23年の最速はフォーシームで計測した101.2マイル(162.9キロ)
・コントロール E46
BB/9(与四球率)3.75、死球11、暴投12
・スタミナ B75、回復A
23試合で132.0イニング、平均投球回5.74、1完投、1完封
・ツーシームファスト
シンカー。投球割合5.7%、被打率.286。119球中107球が右打者へ投じた物だった。
・スイーパー6 (オリジナル変化球)
スイーパー。投球割合35.1%、被打率.146。最も多投した上で被打率.146と22年に続き大谷のピッチングの軸となった。平均83.7マイル(134.7キロ)とスライダーよりも遅いので、スライダーをベースに球速を下げ変化量を上げたオリジナル変化球で再現。公式の大谷スイーパーはいくら何でも速過ぎる(平均で150キロくらいは出てしまう)。
・Vスライダー3
カッター兼縦スライダー。投球割合15.6%、被打率.314。Statcastではカッターにまとめられている様だが、カッターとは別に割合は多くないものの縦のスライダーも投げていた。
・フォーク3
スプリット。投球割合6.4%、被打率.179。被打率に加えてWhiff%も40.4と良く、個人的に制球さえ定まればまだまだ非常に良い球種だと考えているが、投球割合が少ないので変化量3に。
・対ピンチF
被打率.183、得点圏被打率.232
・対左打者E
対右被打率.170、対左被打率.197
・打たれ強さC
・ノビC
フォーシーム被打率.163、Whiff% 26.9、SwStr% 9.6。数字だけ見ればB相当だが、投球割合が少なめなのでCに。
・クイックC
132.0イニングで被盗塁5
・キレ◯
変化球(スイーパー、カッター、スプリット)合計被打率.186
・奪三振
K/9(奪三振率)11.39
・球持ち◯
Extension 6.9(MLB上位11%)
・真っスラ
大谷のアームアングルは36°とフォーシームのシュート成分が少なくなりやすいオーバースローではないが、フォーシームは平均よりも明らかにシュート成分が少ない。また、2023年のWBC決勝で大谷と対峙したベッツはトラウトとの対談の中で大谷のフォーシームを「100マイルのカッター」と表現している。
個人的なパワプロにおける「真っスラ」の考えについては【カーショウは「真っスラ」なのか?】クレイトン・カーショウ(2015)で詳しく述べているのでぜひご覧ください。
・投打躍動
実質大谷専用の特殊能力。
・荒れ球
132.0イニングで死球11、暴投12とかなりの暴れっぷり。初回の先頭打者に四球→暴投とノーヒットでピンチを招くシーンも見られた。
・一発
HR/9(被本塁打率)1.23
野手能力
・弾道 4
Launch Angle 13.2
・守備力 E47(投)、F32(外)
投手でのDRSは+2、内+1は盗塁に関する指標だったが悪くなく、18年以降マイナスを記録していないのでE47に。また外野を守ったのは21年の8.1イニングのみなので最低限の適正に。
・対左投手F
対右打率.327、対左打率.245
・走塁B、積極走塁
三塁打8本、Extra Bases Gained Runs +2
・送球D
デフォルトではCだが、23年の1エラーは送球エラーだったのでDに。
・パワーヒッター、強振多用
44HR、本塁打率11.30。9月始めに右脇腹を痛めシーズンを終えた影響もあり497打数に留まったがHRを量産した。
・初球◯
0ストライク時打率.500(122打数61安打)
・ハイボールヒッター
上の図を見ての通りゾーン内は高めになればなる程打率が上がり、高めのボールゾーンですら3割を優に超えている。
・レーザービーム
デフォルト。強肩なのは間違いない。
・対ストレート◯
フォーシーム打率.402、Run Value +24
・マルチ弾
1試合2HR 4回
・三振
143三振、K%(三振率)23.9%
・人気者
・変化球中心
フォーシームの投球割合は33.2%、シンカーは5.7%と合わせても少なく、最多はスイーパーの35.1%だった。
ひとこと
以前から再現したいなぁ…とは思いつつシンプルに難易度が高いのもあって取り掛かってこなかったのですが、リクエストを頂いたのでやってやろうじゃないか!となりチャレンジしてみた結果、何度か失敗した事もあり計10日程費やす事になってしまいましたが無事に投稿までこぎつけられました。
…正直ここまで大変だとは思っていませんでしたが、失敗しながらも方法を学ぶ事ができましたし、何より自分でも作れた!というのが1番の収穫でした。半年後辺り(のはず)の2025年ver.も頑張りたいと思います。
投手能力はノビCと球持ち◯、荒れ球の追加で.183という被打率の良さを再現しつつ、対ピンチFと一発(と荒れ球)で防御率との差の再現出来れば良いなと思ってはいます。
色々と丁寧にアドバイスを頂きありがとうございました!非常に助かりました!
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