charlewisのパワプロ再現選手(とその他)ブログ

自作したパワプロ再現選手の紹介・公開を中心に、F1などその他の趣味について綴ります。

ブライス・ハーパー(2024) Bryce Harper パワプロ再現選手

トミー・ジョン手術から復活した「The Showman」

・2024年成績

.285 30HR 87打点 7盗塁 OPS.898 DRS+5 fWAR5.2 rWAR4.8

・2024年タイトルなど

シルバースラッガー(一塁手)、オールMLB2ndチーム(一塁手)、オールスター、MVP投票6位

パワナンバー10100 90700 53977

ハーパーの2024年Statcastパーセンタイルランキング。打撃での貢献度はトップクラス、守備での貢献度も高い。

今回は、新人王、HR王1回、シルバースラッガー賞4回、ハンク・アーロン賞2回、MVP2回と輝かしい実績を持つMLB屈指のスーパースター、ブライス・ハーパーの2024年シーズンバージョンです。

2010年のドラフト1巡目(全体1位)で指名され、2012年に新人王、2015年にはHR王とMVP、フィリーズ移籍後の2021年にもMVP獲得と元々は強肩強打の外野手として鳴らしていたハーパーですが、2022年開幕早々に右肘の靭帯を損傷しながらシーズンを過ごし、オフにトミー・ジョン手術を受けました。

2023年当初は7月のオールスター前での復帰予定でしたが、トミー・ジョン手術からの復帰としては最速となる手術から160日後のドジャース戦で復帰を果たすと2024年から本格的にファーストに挑戦。

5月、6月と連続で月間MVPを受賞するなど開幕から好調でしたが、6月下旬の離脱後は調子を落とし後半戦は打率.266、9HRと前半戦と比べると物足りない数字でシーズンを終えました。

とはいえ手術後初の30HRを記録し、ファースト守備でも平均以上のプレーを見せるなど復活を印象付けるシーズンとなったのではないでしょうか。

youtu.be

ハーパーはスーパースターの名に恥じない逸話の持ち主で、

・7歳の時に10歳の子供たちに混ざってプレーしていても桁外れのパワーを見せていたので相手チームに年齢詐称を疑われない為に常に出生証明書を持ち歩いていた

・幼い頃から天才ぶりは有名で、助っ人として各地の大会に出場しており母親に「まあまあの成績だった」と話したが、コーチから聞いた「まあまあ」の内容が12打数12安打11HRだった

・16歳の頃にアメリカ最大手スポーツ誌スポーツ・イラストレイテッド」の表紙を飾り、「570FT HOMERUNS(173.7m)」「96MPH FASTBALL(154.5km/h)」「16 YEARS OLD」「BASEBALL'S CHOSEN ONE(野球界の選ばれし者)」と紹介され、ハーパーと同じく高校時代に同誌の表紙を飾ったレブロン・ジェームズを持ち出して「野球界のレブロン・ジェームズ」と称された

ナショナルズ時代にハーパーがHRダービーで打ったHR1本につき1ドルチケットを値下げすると告知した結果、ハーパーがHRダービーで合計45HRを打ってチケットの最低価格が1ドルになってしまった

フィリーズ移籍が発表されてからの24時間で10万枚のチケットを売り上げ、ユニフォームは発表後の24時間、48時間共にアメリプロスポーツ史上最高の売り上げを記録し、更にフィリーズのグッズの売り上げは前年同期比で5000%増加した

とまさにスーパースターに相応しい逸話だらけです。

一方で、元々の期待値の大きさに加えてそのビッグマウスぶりや時折見せる不遜な態度から「MLBで最も過大評価されている選手」と言われることも。

査定

・弾道3

Launch Angle(平均打球角度)13.5とよりやや高い。

・パワー A80パワーヒッター

24年は30HR、キャリアで30HR以上を4度記録、MLB通算336HR。

・肩力 C60

21年のArm Strengthは89.8とMLB上位9%だったが、22年オフのトミー・ジョン手術以降の24年はArm Strength79.9、MLB下位23%と、ライトとファーストでは直接的な比較は難しいとは言え大幅に低下している。

・守備力 C67

24年はファーストで1233.1イニングプレーし、DRS+5、UZR+1.4、OAA+7、FRV+5と好数値を記録した。

チャンスB

得点圏打率.331

対左投手C

対右投手打率が.277に対し、対左投手打率は.301

盗塁E

盗塁成功率.636(7盗塁、4盗塁死)

広角打法

ハーパーの2024年ヒットスプレーチャート

上のヒットスプレーチャートの通り、全方向に満遍なくHRを放った。

ローボールヒッター

ハーパーの2024年コース別HR数

上のコース別HR数の通り、30HRのうち12HRが低めのボール(ボール球含む)を打った物だった。

対変化球◯

スライダーのみ打率.223、Run Value-5と苦手としたが、チェンジアップは打率.310、長打率.620、Run Value+10、カッターは打率.483、長打率.862、Run Value+7と特に大好物だった。

マルチ弾

1試合2HRを3回記録、うち1回では1試合3HRを記録した。

満塁男

満塁時打率.500(8打数4安打)、グランドスラム2本

三振

631打席138三振、K%(三振率)21.9%

併殺

24年は18併殺

選球眼

BB%(四球率)12.0%、出塁率.373

ひとこと

2023年のWBCでは、当初外野がトラウト、ベッツ、ハーパーというMVP3人の超豪華布陣の予定でしたが、ハーパーのトミー・ジョン手術により実現せず。

めちゃくちゃ見てみたかった…

そんなハーパーももう32歳、年齢的には衰えが来てもおかしくありませんが、昨年序盤の活躍を見ているとまだまだ自慢の打棒で大暴れしてくれそうな気もします。

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