

更なる進化を遂げた唯一無二の二刀流
・2025年成績(投手)
14試合 47.0イニング 1勝1敗 防御率2.87 奪三振62 WHIP1.04 fWAR1.9 rWAR1.1
・2025年成績(野手)
158試合 .282 55HR 102打点 20盗塁 OPS1.014 DRS+1(投手) fWAR7.5 rWAR6.6 146得点 長打率.622 380塁打 敬遠20
(太字はリーグ最高、斜体はMLB最高)
・2025年タイトル
NL MVP、NLCS MVP、シルバースラッガー、エドガー・マルティネス賞、ハンク・アーロン賞、オールMLB1stチーム(DH)、オールスター




パワナンバー:10100 61532 12862



今シーズンは二刀流として復活を果たし、MLBでリハビリ登板を重ねながらキャリアハイの55HRを記録、更にポストシーズンも含め5イニング以上を投げた6試合で3勝を記録し3シーズン連続でMVPに輝いた唯一無二の“ユニコーン”。
2025年は今永昇太&鈴木誠也が所属するカブスとの「東京シリーズ」で開幕を迎え、第2戦で第1号HRを記録するとそのままHRを量産し前半戦だけで32HRを記録。また6月16日のパドレス戦で23年8月以来となる投手兼DHとして出場、以降少しずつイニングを伸ばしていき、復帰後初めて5イニングを投げた8月27日のレッズ戦では勝利投手に。
最終的に投手として14先発で47.0イニングを投げ1勝1敗、防御率2.87、奪三振率11.87、WHIP1.04を、DHとしては158試合で打率.282、55HR、102打点、20盗塁、OPS1.014を記録。
ポストシーズンでは17試合で打率.265、8HR、14打点、1盗塁、OPS1.096を記録しドジャースのワールドシリーズ連覇に貢献。特にブルワーズとのNLCS第4戦では先発として6イニングを投げ被安打2、10奪三振、打者としても4打数3安打3HRと異次元の活躍を見せ様々なメディアで特集され、更にトランプ大統領が「史上最高の試合の一つと言われるのは、同じ選手が投打でこれほどの活躍を見せたからだ。本当に興奮する」「私が今まで見た中で最高の投手の一人で、最高の打者の一人でもある」と述べるなど大きな話題となった。
オフにはシルバースラッガーに加えエドガー・マルティネス賞、ハンク・アーロン賞を受賞。MVP投票でも満票で自身4度目、3シーズン連続でのMVPに選出された。
また3HR&10奪三振を記録したNLCS第4戦での活躍がレジェンダリー・モーメント賞に選出され、日本人初の受賞者となっている。
査定
投手能力
・球速 163km/h
25年の最速はフォーシームで計測した101.7マイル(163.7キロ)。この101.7マイルは自己最速タイで、何の因果か1度目(WBC2023)、2度目(6月28日のロイヤルズ戦)共に打席にはヴィニー・パスクアンティーノが立っていた。
・コントロール D59
BB/9(与四球率)1.72、死球0、暴投10。BB/9は優秀だがイニング数が少なく、相変わらず暴投が多いのでギリギリCにならないD59に。個人的にはコントロールの良い大谷というのも何か違う気がする…
・スタミナ B72
14先発で47.0イニング、平均投球回3.36。リハビリ登板が多かった事もあり微下げ程度に。
・ツーシームファスト
シンカー(ツーシーム)。投球割合7.0%、被打率.500(被打数10)。平均96.2マイル(154.8キロ)とフォーシームとの球速差は大きく、変化量も大きいのが特徴。
ピッチングニンジャによると、エンゼルス時代に打席でクレイ・ホームズ(当時ヤンキース)のシンカーを見て衝撃を受け、それがきっかけで大谷もシンカーを投げ始めたとか。
・スイーパー5 (オリジナル変化球)


スイーパー。投球割合22.8%、被打率.229。23年は平均83.7マイル(134.7キロ)と遅く変化量も大きかったが、25年は平均85.0マイル(136.8キロ)と高速化。それに伴って横変化量はやや減少、投球割合も35%から23%と低下し、被打率も.140から.229へと悪化している。来シーズン以降は更にスイーパーの割合が減少するかも…?

スライダーをベースに球速とブレーキをダウン、変化量をアップしたオリジナル変化球で再現。
・ドロップカーブ3
カーブ。投球割合8.8%、被打率.154(被打数13)。平均78.6マイル(126.5キロ)と遅く、また平均回転数が23年の2457から2653と200近く増加した事もあってか縦横共に平均以上の変化量を見せWhiff%は55.0%を高い数値を記録。シーズン終盤では明らかに割合が増加していたので、来シーズン以降は大谷にとって重要な球種になりそう。
・Vスライダー4
スライダー。投球割合11.3%、被打率.154(被打数26)。22年から本格的に投げる様になり、23年は3.7%だった割合は11.3%まで増加。被打率.154、Whiff% 44.4%と効果的に機能した。スライダーもカーブと共に更に投球割合が増加しそう。
・対ピンチE
被打率.223、得点圏被打率.250
・対左打者C
対右被打率.265、対左被打率.179。イニング数が少なく参考程度という事からCに。
・ノビC
フォーシーム被打率.183、Whiff% 24.7、SwStr% 9.7%。平均回転数も23年の2259から2467へと大幅に増加、Run Valueも23年は132イニングで+10だったのに対し、25年は47.0イニングで+9と遜色ない数字を記録している。
・クイックC
25年のrSB(盗塁阻止に関する指標)は±0を記録。ただMLB通算では+2を記録しており、ランナーが居るとしっかりクイックをやっている事からCに。
・回復A
二刀流復帰したので回復Aでええでしょう。
・キレ◯
変化球(スイーパー、スライダー、カーブ)合計被打率.183
・奪三振
K/9(奪三振率)11.87
・球持ち○
Extension*3 6.7(MLB上位30%)
・球速安定
フォーシーム平均球速98.4マイル(158.4キロ)。23年は平均96.8マイル(155.8キロ)だったので、イニング数が少ないとはいえ2.6キロアップしている。
・真っスラ


アームアングルは35°と高くない割にフォーシームはシュート成分が少ない。またActive Spin %*4は78%とフォーシームとしてはかなり低く、回転軸(Spin-Based)は1:00に対し変化方向(Observed)は12:45と僅かにカットしている事が分かる。Spinaterという大谷の特徴から見ても真っスラの可能性はかなり高そう。
・投打躍動
実質大谷専用の特殊能力。ブルワーズとのNLCS第4戦では先発として6イニングを投げ被安打2、10奪三振の好投を見せ、バッティングでは4打数3安打、3HRと文字通りの「投打躍動」を見せた。
・荒れ球
25年は47.0イニングで与四球数(9)を上回る10暴投を記録するなど暴れっぷりは相変わらず。フォーシームの強化も兼ねて採用。
野手能力
・弾道4
Launch Angle 15.0、GB/FB 0.89、Air%*5 60.3%
・ミート B71
チャンスE、対左投手E、悪球打ち(オーペナで打率が下がりやすい?)を考慮してB71に。威圧感を取得できた場合はC67〜69を想定していた。
・パワー S98、強振多用
MLB上位8%のバットスピードを誇り、Max Exit Velocity(最高打球速度)とAvg Exit Velocity(平均打球速度)はMLB3位、バレル率とハードヒット率はMLB2位とMLB屈指のパワーでHRを量産。また25年のMax Exit Velocity 120.0マイル(193.1キロ)はキャリア最速となっている。
大谷がパワーS98+パワーヒッターに対し、ジャッジはパワーS98+パワーヒッター+広角打法という形で差別化。
・走力 B75
Sprint Speed 28.0(MLB上位35%)
・守備力 E49
25年は47.0イニングでDRS+1、rPM+1を記録。rPMは21年から4シーズン連続(24年を除いて)で+1を記録しており、25年のイニング数を考慮すると数字以上に良い可能性も。外野は殆ど守っていないので適正は最小限に。
・捕球 D56、送球D
25年は47.0イニングで守備率1.000を記録。MLB通算でも.970と悪くない一方、通算2エラーは共に送球エラーなので捕球はD56、送球は公式査定から1ランクダウンしてDに。
・チャンスE
得点圏打率.250
・対左投手E
対右打率.283、対左打率.279。打率は差が無い一方、OPSは対右1.076、対左.898と差が大きかったのでEに。またwRC+も対右が186、対左が146と差が大きかった。
・盗塁C
盗塁成功率.769、Basestealing Runs +1。通算の成功率は.793という事もありCに。
・走塁B、積極走塁
三塁打9本、Extra Bases Taken Runs*6 +3
・回復A
二刀流復帰したので回復Aで(以下略)
・パワーヒッター
MLB通算280HR、24年から2シーズン連続で50HRオーバーとMLB屈指のスラッガーの地位を確固たる物に。前述の通りバレル率もMLB2位と非常に優れている。
・初球○
0ストライク時打率.430、OPS1.530
・レーザービーム
公式査定に倣って採用。ただ大谷が外野を守る事は滅多に無いので実際のところどうなのかは分からないが、強肩であることは間違いない。
・悪球打ち


全172安打の内30安打(17.4%)がボール球をヒットにした物。これだけなら不採用だがゾーン別のRun ValueではChase(ボール球) +21、Waste(明らかなボール球)*7+13とボールゾーンで大きくRun Valueを稼いでおり、また選球眼は悪くないがボール球でもHRにしている事も含めて採用。
・三振
K%(三振率)25.7%
・選球眼
Chase% 26.0%(MLB上位39%)、BB%(四球率)15.0%(MLB上位4%)。大谷の選球眼は波がある印象なので威圧感のみにしたかったところだが、投手では威圧感が取得できなさそうだったので選球眼で出塁率の高さの再現を試みた。
・人気者
25年は二刀流として3シーズン連続でMVPを獲得。今やMLB屈指のスーパースターに。
・変化球中心

フォーシームの投球割合は39%、シンカーは7%と速球の割合は少なめ。パワプロ的にも変化球中心がないと速球ばかり投げそうな気がする。
ひとこと


今回は複数のリクエストを頂いたドジャースの大谷翔平(2025ver.)でした!
いやー、思いの外サクセスに時間が掛かってしまいました… 2026では二刀流専用サクセスなどでもう少し楽に作れる様になっても良いのではと思ったり。
そんな事は置いておいて、二刀流として復帰した事で盗塁は減少しましたがキャリアハイの55HRに加え、投手としてもピッチングデザインや平均球速、回転数などで更なる進化を遂げたオオタニサン。来シーズンの二刀流として戦うフルシーズンでの活躍、そして連覇を目指すWBCでの活躍も非常に楽しみです。
怪我だけはしないで下さい!!!
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*1:回外(腕や手首を外側に捻る動き)が得意な投手
*2:全スイングの内のSquared-Upの割合。Squared-Upとはバットスピードと投球の球速から求められる打球速度の理論上の最大値に対して、実際の打球速度がどれほど近かったか、どれだけ効率よく打球速度に変換できたかを示す指標。理論上の最大値(100%)を記録するのはバットの芯で捉えた場合のみで、芯から離れれば離れる程数字(%)は低くなり、80%以上を記録するとSquared-Upとしてカウントされる。
*3:球持ち。具体的にはどれだけプレートから前でボールをリリースしたかを表す数値。単位はフィート(ft)・インチ(in)。
*4:ボールの変化に影響を与える回転の割合。100%だと全ての回転が変化に影響を与えている=最高効率で変化させられているという事になる
*5:一言で言えばゴロ(GB)以外の打球の割合。FB%(フライ率)+LD%(ラインドライブ率)+PU%(ポップアップ率)で算出される。
*6:Statcastの盗塁を除いた走塁での貢献度を測る指標。Advanceは進塁を稼いだ数、Thrown Outは走塁死の数、Holdsは進塁をためらった事により失った得点の数がそれぞれ反映される。Advanceは0が最低でプラスが大きい程良く、Thrown OutとHoldsは0が最高でマイナスが大きいほど悪いという事になり、Advance、Thrown Out、Holdsの合計でExtra Bases Taken Runsが算出される。
*7:Wasteは「無駄」「不要」という意味で、要するに投げる意味の無い程のボール球。因みにガーディアンズの某投手は初球にWasteにカウントされるボールを投げるかどうか、という賭けが対象だった。






























































































































